佐藤健 初朝ドラに「難しい…」 ヒロインとは“恋愛を超越した関係”

[ 2017年8月22日 14:18 ]

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」出演者発表会見に出席した(前列左から)滝藤賢一、松雪泰子、永野芽郁、佐藤健、原田知世、谷原章介(後列左から)風吹ジュン、中村雅俊、余貴美子
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 女優・永野芽郁(17)がヒロインを務める来春スタートのNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)の追加出演者11人が21日、同局より発表された。今回発表となったのは岐阜・故郷編のキャスト陣となる。

 ヒロイン・楡野鈴愛(にれの・すずめ)の母親・晴を松雪泰子(44)、父親・宇太郎を滝藤賢一(40)、弟を上村海成(20)、祖母の廉子を風吹ジュン(65)、祖父・仙吉を中村雅俊(66)が演じる。鈴愛の幼なじみ・萩尾律(はぎお・りつ)を佐藤健(28)、律の母親・和子を原田知世(49)、律の父親・弥一を谷原章介(45)、鈴愛と律を取り上げた町医者・岡田貴美香を余貴美子(61)。そして鈴愛の同級生役に矢本悠馬(26)、奈緒(22)が起用された。朝ドラ初出演となるのは松雪、上村、佐藤、谷原、奈緒。風吹はナレーションも担当することも明らかになった。

 町の食堂を切り盛りしつつ、娘を愛情をもって見守る母親を演じる松雪は「元気で明るい女性。ご覧になる方にあたたかい気持ちになるよう家族みんなで頑張りたい」といい、「朝ドラは初めて。長丁場ですし、元気に明るく務められたらと、さきほど決意を固めた」と意気込んだ。

 佐藤が演じる律は、ヒロインと同じ日に生まれ、鈴愛を理解できるのは自分しかいないと思っているという幼なじみ。相手役となるが、佐藤は制作陣より「ラブストーリーなんだけどラブストーリーじゃない。恋愛するのを逃してしまった2人。恋愛を超越する何かを描きたい」と言われたと明かし、「鈴愛との関係は微妙で、難しい。まだはっきり見えていないが撮影の中で永野さんと見つけられたらいい」と話した。

 追加のキャスト陣に囲まれた永野は「こんなに大先輩とできるんだとうれしくもなったけど、私だけ迷惑かけちゃうんじゃないかと心配。でも笑って頑張ろうと言ってくれる方たちなので一生懸命頑張りたい」と気持ちを新たにした。

 フジテレビ「ロングバケーション」TBS「ビューティフルライフ」などを手がけた北川悦吏子氏(55)が脚本を担当するオリジナル作品。高度成長期の終わりから現代を舞台に、岐阜県に生まれ、病気で左耳を失聴したヒロイン・楡野鈴愛(にれの・すずめ)の上京後の挫折、離婚などを経験しながらも明るく生き抜く姿を描く。障がいのあるヒロインは朝ドラ史上初めて。同作は来年4月2日よりスタート。

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