文枝「総合演芸館に…」新定席の名称「神戸新開地・喜楽館」に決定

[ 2017年8月17日 05:30 ]

「神戸新開地・喜楽館」の命名式で「いらっしゃ〜い」と揃えた(左から)井戸敏三兵庫県知事、桂文枝、新開地まちづくりNPO・高四代理事長、久元喜造神戸市長
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 上方落語協会会長の桂文枝(74)が16日、神戸市内で会見し来夏、新開地にオープンする定席の名称が「神戸新開地・喜楽館」に決まったと発表した。使途については「昼は落語、夜はジャズや将棋、演劇。総合演芸館みたいになれば」と具体化しつつある。

 藤井聡太四段(15)がデビュー以来の連勝記録を更新した6月は、関西将棋会館での大盤解説会へ足を運んだ愛棋家。「藤井四段も冬休みにでも呼んでいただければ」と力を込め、「神戸出身の谷川浩司九段にも。協会将棋部の誰かと(飛車角)2枚落ちぐらいで対戦して…」と構想を描いた。

 「東の浅草、西の新開地」と呼ばれた繁華街に42年ぶりに復活する本格的な寄席。「名誉館長として盛り上げたい」と言葉に力が込もるのも理解できる。神戸を題材にした新作落語にも意欲を示し、高座にも積極的に上がる構えだ。

 「チャプリンが最初に来た喜劇の街、そして落語の街。“喜落”ではなく、喜んで楽しんでもらおうと。気楽に来てもらえれば」。名称は1046通の応募から決定した。炎天下での起工式も終え、「暑かった。これなら富士山(登山)の方が楽。まあ、富士山に登れたから自信を持てた」と7月の初登頂を引き合いに出して笑いを誘った。

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2017年8月17日のニュース