日曜朝に異変?テレ朝「日曜ワイド」最高7・4% 新作効果?突如大幅UP

[ 2017年7月31日 18:55 ]

伊東四朗
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 テレビ朝日の日曜朝のドラマ枠「日曜ワイド」(日曜前10・00)は30日、俳優の伊東四朗(80)と女優の羽田美智子(48)が凸凹父娘を演じる人気シリーズ「おかしな刑事16」を放送。平均視聴率は今年4月の「日曜ワイド」開始以来、最高となる7・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークした。3〜4%台で推移していたが、突如として大幅アップとなった。日曜朝の“勢力地図”を変えるか、注目される。

 今年4月の情報番組「サタデーステーション」(土曜後9・00)のスタートに伴い、1977年にスタートした「土曜ワイド劇場」が40年間の歴史に幕。「日曜ワイド」に移行した。

 今回の7・4%は、同時間帯(日曜前10・00〜11・50)の前4週平均4・2%から大幅3・2ポイント上昇。テレビ朝日は「『おかしな刑事』は土曜ワイド劇場枠から通算して16作目となる人気シリーズです。このシリーズは、女性層に加えて男性層などからも広く人気を頂戴しており、日曜の午前帯でも幅広くご支持を頂いた結果かと思います」とコメント、要因を分析した。

 「日曜ワイド」は当初、過去の名作を再放送。4月16日の「検事・朝日奈耀子16」は1・9%にとどまった。6月11日の「西村京太郎サスペンス 鉄道捜査官17」から新作を放送。7月16日の「森村誠一の終着駅シリーズ31」が5・0%(従来の最高)を記録するなど、視聴率上昇の兆しはあった。

 日曜午前10時台はTBS「サンデー・ジャポン」、日本テレビ「誰だって波瀾爆笑」、フジテレビ「ワイドナショー」がしのぎを削る中、テレビ朝日は「美女たちの日曜日」が3カ月(2015年4〜6月)、「さんぽサンデー」が半年(15年7〜12月)で終了するなど、苦戦。新作2時間サスペンスが“日曜朝のバドル”に割って入るか、注目される。

 ちなみに30日の「サンデー・ジャポン」は10・5%、「誰だって波瀾爆笑」は10・6%、「ワイドナショー」は7・9%。

 次週8月6日は元「アリtoキリギリス」の石井正則(44)が主演を務める「おかしな弁護士」を放送。「おかしな刑事」の関連作品となり、テレビ朝日は「併せてお楽しみいただければ幸いです」とした。

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2017年7月31日のニュース