酒井藍、吉本新喜劇座長デビュー 痩せる思い?も感謝の船出

[ 2017年7月27日 05:30 ]

酒井藍の吉本新喜劇座長就任公演で口上する(左から)すっちー、辻本茂雄、酒井藍、内場勝則、川畑泰史
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 吉本新喜劇の酒井藍(30)が26日、大阪・なんばグランド花月で座長デビューした。新喜劇初の女性座長は終始、緊張の面持ちでお披露目公演初日(31日千秋楽)では初トチリも。公称体重100キロのぽっちゃり体形も痩せる思い?だったようで、「お客さまもいっぱい笑ってくれて、先輩にも助けてもらって乗り切ることができた」と感謝した。

 新喜劇の新たな扉が開いた。1959年に「吉本ヴァラエティ」としてスタートした吉本新喜劇。この日、無事に座長就任初日を務めた酒井がレギュラーとして初の女性座長&史上最年少座長(99年の座長固定制以降)という2つの冠を背負うことになった。

 船出はらしさ全開だった。演目「恋する乙女はちょっぴり太め」では、さっそく立ち位置を間違え、先輩座長・川畑泰史(50)から手を引っ張られたり、せりふをかんでしまったりとミスを連発。前夜は一睡もできず、朝食の味もしなかったというのも納得の緊張っぷり。「1回目が終わったらホッとすると思ってたけど、最初と同じ気持ちでまだ、ドキドキしてます」と公称100キロの体も痩せる思いだったようだ。

 座長就任の口上では、現座長の内場勝則(56)、辻本茂雄(52)、すっちー(45)、川畑とともに裃(かみしも)姿で舞台へ。最年長の内場が「酒井藍ちゃんが座長就任と聞いて“イーッ”となった」と自身のギャグを交えて口上を述べると、すっちーは“あいうえお作文”で「“さ”は、爽やかで、“か”は、賢くて、“い”は、いい人で、“あ”は、愛嬌(あいきょう)があって、“い”は、意地汚い…」と出演者をずっこけさせて祝福。川畑は「横綱襲名されて…」と爆笑を誘った。

 緊張の一日を終え、新座長は「お客さまもいっぱい笑ってくれて、先輩にも助けてもらって乗り切ることができました」と感謝。愛されキャラの藍ちゃんが歴史的な一歩を踏み出した。

 ◆酒井 藍(さかい・あい)1986年(昭61)9月10日、奈良県田原本町出身の30歳。生駒高から専門学校を経て奈良県警に就職。交通課で窓口業務をしていた。2007年9月に吉本新喜劇「第3個目金の卵オーディション」に合格し、吉本新喜劇入りした。公称1メートル63、100キロ。「ブーブー。ブーブー。私、人間ですねん」のギャグで人気を集めている。4月から関西テレビ「よ〜いドン!」(月〜金曜前9:50)の木曜レギュラーを務めている。

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2017年7月27日のニュース