平尾さん遺産めぐり不協和音、“育ての母”権利なく息子ら不満 

[ 2017年7月26日 05:30 ]

21日に亡くなった平尾昌晃さん
Photo By スポニチ

 21日に亡くなった作曲家の平尾昌晃さん(享年79)の遺産をめぐり、3度目の結婚相手となった元チーフマネジャーの50代女性と息子たちの間に不協和音が生じていることが25日、分かった。

 元マネジャーとの結婚が成立したのは2013年で、平尾さんの体調が悪くなる前。元マネジャーは20年以上、公私ともに平尾さんを支えてきた人物で、体調悪化後はつきっきりで看病を行った。関係者によると「元マネジャーの側から婚姻届の提出を希望したようだ」という。平尾さんは長年の献身的な支えへの感謝と、元マネジャーが去っていく不安などを考えて結婚に応じたとみられる。

 ただ、2番目の妻との間に生まれた2人の息子には、平尾さんに代わり名古屋市で“育ての母”を務めたクラブ経営の女性がおり、女性は養育費用を自分で捻出してきた。兄弟の知人は「息子たちは育ての母が法的に何も受け取る権利がないのに、元マネジャーに相続分が生じることにわだかまりがある」と話す。

 平尾さんは約10年前には、すでに税理士の監督のもと遺産を整理する意向を示していたという。関係者は「正式な遺言書は存在すると思う」と話しており、内容が鍵となりそうだ。しかし、3度目の結婚で家族環境に変化があった中、現状に即した分配整理ができていない可能性もあり、その場合にはトラブルに発展することも考えられる。

続きを表示

2017年7月26日のニュース