船越英一郎 美輪明宏の言葉に感謝「僕も人生の大根役者を目指したい」

[ 2017年7月20日 15:06 ]

船越英一郎
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 タレント松居一代(60)と泥沼離婚騒動の渦中にある俳優の船越英一郎(56)が19日、NHKの「ごごナマ」(総合、月〜金曜後1・05)に生出演。ゲスト出演したシャンソン歌手の美輪明宏(82)の人生指南に「勇気も希望も、いろんなものをもらえた」としみじみ話した。

 ゲストが質問に「YES」「NO」で答える「クエスチョン5」で、美輪は「最近、お気に入りの人いる?」で「YES」と選択。「複数いる」という美輪は若手のスポーツ選手や将棋の藤井聡太四段(15)、若手俳優などを例に挙げ、「昔のお武家さまの時代の少年少女みたいな方がたくさん出てきている。それが嬉しい」。そんな美輪に、船越は「世の中が乱れているほうがかっこいいというところから、少し軌道が修正されている」と感想を話すと、美輪は「そう願いますけど…」と否定的。「今はIT産業の時代でデジタルのほうが先に行っている。進化の仕方がミサイル並みの速さ。人間の精神とか、人格とか、そういうものが立ち遅れている。人間の人格、精神状態が先に行って、使いこなすだけのものを準備しておいて、ITがくればいいけど、順序が逆になっている」とIT先行の現代を憂いた。そんな言葉に、船越は「だから、無法地帯なものが起きたりするんでしょうね」と嘆いた。

 また「最近、泣いたことがある?」に「NO」を選択。美輪は「私は悩むより考えろ、というほうだから」とし、「悩むというよりもすべての感情をチャラにして、理性だけにして、解決する方法を考えるほうが問題も解決しやすい。常に冷静沈着、感情を理性でコントロールできる人間に近づくように、日々努力していかないといけない」とキッパリ。船越は「確かにそうですけど、なかなか難しい」と言葉をかみ締めた。

 番組では、MCの女優・美保純(56)が美輪の言葉に涙を流し、船越がハンカチを差し出す場面があった。船越も「みんな元気になれたんじゃないですか。勇気も希望も、いろんなものをもらえた」と美輪の言葉に感謝。最後に紹介された美輪の楽曲「人生の大根役者」の歌詞の意味を「誰に何と言われようと、自分を信じて誇りをもっていれば、自分は大丈夫」と説明されると、船越は「僕もいつまでも人生の大根役者を目指したい」と締めくくった。船越が騒動について直接コメントすることはなかった。

 松居は今月5日にブログなどSNSを駆使して船越への攻撃を開始。19日のブログでは、「正しい判断をNHK様に仰いでいただこう 妻の親友と、不倫だよ それで、一回の出演料40万円だ 今日も声を届けようぜ」などとつづり、船越の降板を求めるような書き込みとなっている。19日に行われた定例会見で、木田幸紀放送総局長は「引き続きMCを担当していただくつもり」と続投を明言している。

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2017年7月20日のニュース