堂本剛 爆音は「今の僕には耐えられない」も8月、9月のフェスは「やる方向」

[ 2017年7月16日 17:37 ]

 左耳の突発性難聴で闘病中のKinKi Kidsの堂本剛(38)が15日放送のbay fm「堂本剛とFashion&Music Book」(土曜後10・00)に出演。発症当時のこと、現状などについて自らの口で語った。

 番組冒頭、今回のラジオは9日に収録したものであるとの説明があり、剛は「いろいろと番組のリスナーの皆さんにもたくさんのご心配をおかけしましたが、無事退院をいたしました」と退院を報告した。

 「もともと気圧(の変化)に弱い」という剛は「片頭痛がひどいなと思っていたら、仕事中、夜中にバーンってなってしまった。水中にもぐった感じ、急に。両耳がまったく聞こえなくて、右耳だけ陸に上がったかなみたいな感じがかろうじてした。耳抜きもしてみたけど、全然ダメで…」と発症した瞬間を回顧。夜中だったこともあり、翌日、病院に行くと「重度の突発性難聴」と診断されたという。「そのまま入院するのは好ましい」と言われたが、スケジュールのこともあり、通院で治療を続けたものの、「ドクターストップがかかって、1週間後ぐらいに入院した」と話した。

 入院中は毎日4時間半から5時間かけて点滴を打っていたと言い、「血管の中も炎症が起きて、痛くてしゃあなくて」。そのほかにも、鼓膜へのステロイド注射、高気圧酸素マシーンなどの治療を続け、「体内に入れるステロイドの量も決まっていて、上限を超えると無理なので、入れちゃったから退院になった。治ったから退院じゃなくて…。医学的治療はストップなんです」と完治しての退院ではなことを強調。「まだ耳鳴りはしていて、ロウ(低音)はほぼ聞こえていない。耳をふさぐと何を言っているかわからないというのが左(耳)。それが今の僕の現状」と説明した。「前ほどは音がうるさくはないけど、ひどい時は咀嚼(そしゃく)するたびにホワンホワンホワンって(音が)なっているんです。それで食べるのも疲れるんです、うるさいから」とも。現在は、鍼治療を行っているといい、「相当な激痛で、もうやりたくないなと思うけど、やらないと仕方ない。痛みに耐える日々をあと何回かやらないといけない」と続けた。

 今は「退院して1か月ぐらいは爆音は絶対禁止です!」とドクターストップがかかった状態。「1か月ぐらいは音の仕事ができない」とし、「爆音にさらされるという状況には、今の僕は残念ながら全く耐えられない。プロとしての仕事ができない」と話した。「急に治るかもしれないし、結構長引くかもしれない、その辺も全然わからない」状況のため、「長い目で見ていただければ、凄く救われるのではと。もうしばらくお待ちいただければ」と訴えた。さらに「先生方も僕の未来を守ってくださるように選んでくださった」と医師に感謝し、「お参りに行っていただいたり、僕のことをニュースで知って、いろいろ声をかけてくださる方がいるんだなとか、とても励みにもなりますし、勇気にもなります」とファンにも感謝した。

 剛は今後、ソロアーティストとしても、8月には「SUMMER SONIC 2017」、9月には京都・平安神宮のソロライブ、「イナズマロックフェス2017」への参加とさまざまな音楽イベントへの参加が予定されている。「まだちょっと完治していないので、フェスをどの状態で出るか、平安神宮をどういうセットリストしてやればいいのか、その時になってみたいとわからない。出演時間とか、どんなふうにステージ、最大限できてこれとかがわからない」としながらも「一応、やる方向ではいる」「今のところ、ステージには立つ予定でいます」と出演の方向に変わりはないことを明かした。

 剛は先月27日に入院し、今月4日に退院。15日、16日の横浜スタジアムでのデビュー20周年イベントはステージ出演は中止され、生中継映像で参加した。

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2017年7月16日のニュース