藤井四段、連勝再スタート!加古川青流戦8強 公式戦通算31勝目

[ 2017年7月11日 16:38 ]

対局前に缶コーヒーをグイッとのみ気合いを入れる都成竜馬四段(手前)と藤井聡太四段
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 将棋で公式戦29連勝の新記録を樹立した中学生プロ棋士、藤井聡太四段(14)が11日、関西将棋会館(大阪市)で都成竜馬四段(27)と加古川青流戦の8強入りを懸け再戦し、130手で勝利。6日の中田功七段戦に続く、公式戦通算31勝目(1敗)を挙げ、再び連勝をスタートさせた。

 持ち時間は各1時間で、午後14時に対局開始。19日に誕生日を迎える藤井は、この日が14歳最後の公式戦となった。先手は都成で中飛車の構え。藤井は居飛車で対抗した。一時は藤井劣勢となるも、持ち味の終盤力で畳みかけ、勝利を引き寄せた。

 対局相手の都成は谷川浩司九段を師匠に持ち、2013年の新人戦では三段として史上初の優勝を飾っている。両者の対戦はこれで3度目も、藤井が全勝。3度目の正直はならなかった。

 藤井は前回の対局、6日の順位戦C級2組2回戦では中田功七段(49)に勝利。2日の公式戦初黒星でデビューからの連勝は29で止まったが、仕切り直しとなった一戦で公式戦通算30勝目(1敗)を飾っていた。

 次戦は21日の第2回上州YAMADAチャレンジ杯準々決勝。三枚堂達也四段と梶浦宏孝四段の勝者と東京・将棋会館で対局する。

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2017年7月11日のニュース