清原和博氏、社会復帰の第1歩「Number」で半生記連載へ

[ 2017年6月29日 06:30 ]

ネクタイを締め、社会復帰の第一歩を踏み出した清原和博氏
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 覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受け、執行猶予中の元プロ野球選手、清原和博氏(49)が社会復帰の第一歩を踏み出した。28日までに総合スポーツ誌「Sports Graphic Number」(文芸春秋)と連載契約を結んだ。7月13日発売の同誌から、半生を振り返る連載(タイトル未定)をスタートさせる。

 5月25日に同誌編集部を訪れた清原氏はスーツ姿で緊張した面持ち。松井一晃編集長から名刺を受け取る際は、新人のサラリーマンのように深く頭を下げた。

 清原氏は連載に先立ち、29日発売の同誌でインタビューに応じ、事件のことや現在の暮らしぶりなどを明かしている。昨年10月に大阪に帰省した際、人けのない甲子園球場を訪れて外周を歩いたといい「逮捕された現実と、ああ、俺こんな凄い球場で野球をやっていたのかとか、そういう不思議な感覚はありました」と振り返った。松井編集長によると、インタビューを受けたことについて清原氏は「これも、一つの挑戦でした…」と口にしたという。

 清原氏は現在も週1回、臨床心理士のカウンセリングと尿検査を受け、3月からはウオーキングや軽いジムワークを開始している。同誌では一生かけて薬物と闘っていく意志を改めて示し「ずっと野球一筋でやってきましたから僕の人生、野球なしでは、ないのかなと」と、野球への断ち切れない思いも語っている。

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