欅坂46握手会で発炎筒 「殺そうと」刃物所持24歳無職男逮捕

[ 2017年6月25日 05:30 ]

欅坂46の握手会が行われていた幕張メッセ=24日午後9時10分、千葉市
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 アイドルグループ「欅(けやき)坂46」が千葉・幕張メッセで行った握手会で24日夜、刃物を所持していた男が銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕された。千葉西署の調べに対し、メンバー1人の名前を挙げて「メンバーの女性を刺して殺そうと思った」と供述している。

 千葉西署によると、男は札幌市白石区の無職(24)。男は手荷物置き場で発煙筒に点火。午後7時45分ごろ、発煙筒がたかれたことを警備員が発見した。駆けつけた警察官が所持品を調べたところ、果物ナイフ(刃渡り約12・6センチ)を所持していた。

 運営側などによると、メンバーや来場者にケガ人はいない。ツイッターの複数の画像には、白煙が場内に立ちこめ場内が騒然とする様子やスタッフに取り押さえられる白い帽子をかぶった男が写っていた。センターの平手友梨奈(16)と柿崎芽実(15)のレーンで消火作業の跡が確認できる。平手は25日が誕生日だった。

 複数の来場者によると、会場入り口で金属探知機による所持品検査があったが、バッグの中身などの入念な確認はなかった。会場にいた20代男性は「何かから煙が出て、光も見えた。火事かなと思った」と驚いた様子だった。

 握手会は一時中断したが、安全確認を行った上で再開。欅坂46は、25日にも同所で開催を予定している。25日は幕張メッセの別会場で姉妹グループの乃木坂46と、秋元康氏(59)総合プロデュースの“先輩”AKB48グループも握手会を開催する。

 ≪のこぎり男…川栄、入山重傷≫2014年5月には、岩手県で行われたAKB48の握手会で、川栄李奈(22)、入山杏奈(21)らが襲われる事件が発生している。当時24歳の無職の男にカッターの刃を貼り付けた折りたたみ式のこぎりで切りつけられ、重傷を負った。男はその場で現行犯逮捕され、15年2月に懲役6年の有罪判決が下された。川栄はその後、グループには復帰したものの握手会には参加することなく15年8月に卒業。入山は現在もAKBに在籍しているが、握手会には参加していない。

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