海老蔵 会う前から麻央さんと結婚意識…思い浮かぶ表情「全部です」

[ 2017年6月24日 05:30 ]

小林麻央さん死去

小林麻央さんにをついて涙をぬぐいながら語る市川海老蔵
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 市川海老蔵は、公演先の東京・渋谷のシアターコクーンで行った会見で、大粒の涙を何度もこぼした。「とにかく私を、どんな部分もどこまでも愛してくれていた」。最後の最後まで愛情を注ぎ合った夫妻の深い絆だった。

 海老蔵は今浮かぶ表情を聞かれ、「全部ですね」とキッパリ。記憶をたどるように「初めて会った時から、今日の朝の彼女まで、全部です」と答えた。

 会見場は、自主公演「ABKAI(エビカイ)2017石川五右衛門 外伝」を上演中の劇場。昼夜公演の合間を縫う緊急会見で、夜公演が控えていることから時間は約20分。スチールカメラ80台、テレビカメラ50台、約400人の報道陣が詰めかけ、客席の半分以上が埋まった。黒いスーツで憔悴(しょうすい)しきった表情の海老蔵は会見後、夜公演を気丈に務めた。

 赤い糸で結ばれていたような2人。出会いは2008年12月、麻央さんが「NEWS ZERO」の企画で海老蔵をインタビューした時だった。テーマは「人生を変えた出会い」。海老蔵は現場に向かう際、まだ会ってもいないのに「結婚するかも」と思ったという。有名なプロポーズの言葉は「来世も再来世も一緒にいよう」。10年7月の披露宴は1000人を招待、総額5億円とも言われた。

 同11月に海老蔵が暴行された事件も、2人の絆をより深めた。事件直後に海老蔵が欠席した市川家の後援会で、麻央さんが「まだまだ未熟すぎる夫婦ですが、皆さんのご指導をいただきますようよろしくお願いします」と夫に代わって頭を下げた。海老蔵が入院した病院に泊まり込み、手料理も作った。

 今度は麻央さんの闘病を海老蔵が支えた。手作りのスープで励まし、子育てにも奮闘。ヤンチャなイメージは消え去った。「どんな奥さんだったか」の質問に「僕を変えた奥さん」と答えた。2人の結婚指輪の裏には「FOREVER LOVE」の文字がある。永遠の愛は本物だ。

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