稲川淳二「いい冥土の土産」渋谷スクランブル交差点ジャック

[ 2017年6月11日 01:19 ]

真夜中の渋谷スクランブル交差点の街頭ビジョンをジャックした稲川淳二
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 怪談でおなじみのタレント稲川淳二(69)が真夜中の渋谷に戦慄を走らせた。

 10日深夜0時から1時間、若者や外国人観光客が行き交う東京・渋谷スクランブル交差点の街頭ビジョン4面を一斉ジャック。画面に流れたのは稲川怪談の告知映像。男性の顔が透けた秘蔵の心霊写真を独特の語り口で説明すると、足を止めて顔をこわばらせる通行人もいた。

 実際に現地で映像を見届けた稲川にとっては人生初の渋谷ジャックとなり「いい冥土の土産になった」と目を細めた。深夜0時という時間帯については「いい時間帯だ。夜中の1時半から3時ぐらいの間が霊的な時間に入るんですが、そうした怪談の準備に入る時間なんですね」と早口で説明。渋谷区で生まれ育っただけに、地元へ“恐怖”の恩返しができたことに満足感を漂わせていた。

 今回の企画は、毎夏恒例の公演「怪談ナイト」が25年連続して開催されることを記念したもの。担当者によると、今年8月の誕生日で古希を迎えることから水面下で準備を進めてきた。

 今年の「怪談ナイト」は7月22日の栃木県総合文化センターを皮切りに11月2日のクラブチッタ(川崎市)まで全国52公演。節目の年だけに稲川は「例年より1カ月ぐらい足りない感じがするぐらい慌ただしい」と例年以上に張り切って準備を進めている。

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2017年6月10日のニュース