中山優馬 初の歌舞伎挑戦に心臓は「バクバク」 見得は「筋力いる」

[ 2017年6月9日 16:45 ]

市川海老蔵 ABKAI2017 公開舞台稽古を終え、記者会見に応じた(左から)前野朋哉、山田純大、市川海老蔵、中村壱太郎、市川右團次
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 歌手で俳優の中山優馬(23)が9日、東京・渋谷Bunkamuraシアターコクーンで開幕する、歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)の第4回自主公演「ABKAI2017石川五右衛門 外伝」(9〜25日)の公開舞台げいこに登場。初日開幕前に海老蔵らと取材に応じた。

 海老蔵が企画・製作を手掛けるABKAIは「伝統の継承と新時代の歌舞伎の創造」をテーマに上演されるもので、今回は大泥棒の石川五右衛門を題材にした新作。中山は五右衛門と対峙する柳生十兵衛を演じる。中山は「凄く緊張しました。ゲネプロ(公開げいこ)だけでも、出る前にバクバク、バクバクになって、ずっとセリフと殺陣の確認をしていました。(出てからは)もうやるしかないという(気持ちだった)。皆さんに満足していただけるように頑張ります」と気合十分。「自分が見ていて、皆さんの気合や姿勢、表現方法が凄くカッコいいので、自分もそれに近づけるようにやっていきたい」と意気込んだ。

 歌舞伎の白塗りメークも学んで、初挑戦している。「メークは教えていただきながら(自分でやっています)。海老蔵さんにこうしたほうがいいよって教えていただいています。こういうお化粧をさせていただくとより気合いも入るし、より緊張もする」と話した。見得にも初挑戦しており、「見得も見るのとやるのとは違う。凄く筋力もいるので、こんなにきついものなんだなと初めて知りました」と感慨深げだった。海老蔵もそんな中山について「センスがいい。こうなさったほうがいいと言えば、すぐにできる」と絶賛してした。

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2017年6月9日のニュース