「ワイドナショー」宮崎監督引退宣言誤用で謝罪 松本人志「次に起きたら降板」

[ 2017年6月4日 10:02 ]

「ダウンタウン」の松本人志
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 フジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)は4日、先週5月28日の放送でスタジオジブリの宮崎駿監督(76)の「架空」の引退宣言集を紹介したことを謝罪した。5月29日に番組公式サイトにお詫び文を掲載したが、あらためて番組内でも謝罪。また、メーンコメンテーターの「ダウンタウン」松本人志(53)が、同じことが起きた場合は同番組を降板する意向を示した。

 番組冒頭で、同局の秋元優里アナウンサー(33)があらためて謝罪文を読み上げ、出演者が頭を下げた。そんな中、松本が「スタッフの責任として丸投げするのは嫌なのですよ」と切り出し、言葉を続けた。

 「正直言うと、“知らんがな”ですよ」と心情を明かしつつ、それでも「与えられた情報で、それを信じてしゃべるしかない。文言を全部確認して、裏取りもしないといけないのは我々の仕事ではない」とコメント。そして「今後、このようなことがあったらワイドナショーを降りようと思ってます。マジです」と同じようなことが繰り返された場合は番組を降板することを宣言した。

 その発言の理由については「責任を取るという意味じゃないです。そんなかっこいいもんじゃない。ニュースを扱うということは、それくらい緊張感をもたないといけない」とした。

 問題となったのは5月28日の放送。「宮崎駿『引退撤回』新作長編アニメ始動!」というニュースを取り上げた中で、宮崎監督が過去7回、引退宣言をしたと紹介し、その際の発言を「引退宣言集」としてフリップにまとめた。

 しかし翌29日になり、これが「実際には宮崎駿氏の発言ではなかったことが分かりました。真偽を確認しないまま放送に至り、宮崎駿氏並びに関係者の皆様、視聴者の皆様にご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます」と番組公式サイトで謝罪した。

 1986年「天空の城ラピュタ」時の「人生で最高に引退したい気分」など、フリップの文言が、2013年9月にツイッターに投稿された創作文章と一致。このツイッターユーザーが28日に「ぼくのネタツイート(当然ながら宮崎駿が言ったセリフではない)がテレビで使われてるんですが」とし、フジに訂正報道を求めたことを明かしたため、SNS上で「フジが創作ツイートを誤用した」などと騒動になった。

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