日テレ社長 視聴率三冠王も反省の弁「ちょっと低い数字でした」

[ 2017年5月29日 14:33 ]

東京・汐留の日本テレビ社屋
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 日本テレビの大久保好男社長は29日、東京・汐留の同局で定例会見に出席。視聴率動向について厳しい見方を示した。

 同局は22〜28日の週も、全日帯(前6時〜深夜0時)7・3%、プライム帯(後7時〜同11時)11・3%、ゴールデン帯(後7時〜同10時)11・7%(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)と、すべての時間帯で視聴率トップとなる三冠王を達成。これにより、10週連続、年間19回目、年度8回目の三冠となっている。

 絶好調と言えそうだが、大久保社長は「先週の数字はゴールデン、プライムとも11%だった。ちょっと低い数字でした」と反省の弁。ことしに入り、21週が経過した段階だが、年間でも年度でも三冠をキープしているが、「前年に比べると、ちょっと数字は下がっています。視聴率の回復に向けて、引き続き、取り組んでいるところです」と気を引き締めた。

 「いろんなSNSとか、動画配信も多様化していて、お茶の間のテレビに座って、楽しむということだけの方は増えていない、むしろ減っている。もう一度、地上波テレビの魅力を取り戻したい」と力を込め、「原点に返って、見てもらえるテレビに戻っていきたい」と前を向いた。

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2017年5月29日のニュース