フジ「ワイドナショー」宮崎駿監督の引退発言 真偽確認せず放送し謝罪 

[ 2017年5月29日 17:52 ]

フジテレビ
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 フジテレビは29日、同局「ワイドナショー」(日曜前10・00)で28日に放送したスタジオジブリの宮崎駿監督(76)の“引退宣言集”について、同番組公式サイトで「宮崎駿氏の過去の引退に関わる発言としてフリップで紹介した内容が、実際には宮崎駿氏の発言ではなかったことが分かりました。真偽を確認しないまま放送に至り、宮崎駿氏並びに関係者の皆様、視聴者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 番組は、宮崎監督が7回、引退宣言をしたと紹介。「引退宣言集」としてフリップにまとめた。フリップに書かれた文言は以下の通り。

 1986年「天空の城ラピュタ」=「人生で最高に引退したい気分」

 1992年「紅の豚」=「アニメはもうおしまい」

 1997年「もののけ姫」=「100年に1度の決意。これを最後に引退」

 2001年「千と千尋の神隠し」=「引退してシニアジブリを立ち上げる」

 2004年「ハウルの動く城」=「ここ数年で最高の辞めどき」

 2008年「崖の上のポニョ」=「体力的にも本作が最後の長編になるだろう」

 2013年「風立ちぬ」=「出来は上々で申し分の無い引退のチャンス」

 このうち、「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」「ハウルの動く城」「風立ちぬ」の文言が、2013年9月にツイッターに投稿された創作文章と一致。このツイッターユーザーは28日に「ぼくのネタツイート(当然ながら宮崎駿が言ったセリフではない)がテレビで使われてるんですが」とし、フジに訂正報道を求めたことを明かしていた。

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2017年5月29日のニュース