亀梨「驚いた」大麻逮捕 田中容疑者に注文「筋を通して」

[ 2017年5月28日 05:30 ]

田中聖容疑者
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 人気グループ「KAT―TUN」の亀梨和也(31)が27日、大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕された元メンバーの田中聖容疑者(31)について語った。都内で行われた映画「美しい星」の舞台あいさつ後に取材に応じた。田中容疑者が脱退後、連絡を取っておらず「ニュースで知って驚いた」とショックは隠しきれない様子。10年以上、苦楽をともにしてきた立場から「筋を通してほしい」と願った。

 元メンバーの逮捕というショッキングなニュース。亀梨は25日午前の報道で知ったといい「朝からドラマを撮っていて、皆さんと同じタイミングでニュースが飛び込んできた。本当に驚いた」と振り返った。

 心境を問われると「こういう形でグループの名前が出てしまうのは残念。応援してくれる方々に対して心苦しい思いがある」と吐露。ただ、田中容疑者本人について「悲しい」「悔しい」などといった言葉を口にすることはなかった。

 淡々と報道陣に対応しながらも、伏し目がちで語るなどショックの色は隠しきれない。「彼が会社を辞めてから連絡を取っていなかったし、お会いすることもなかった。彼がどういう感情を持っているのか知り得る次元にいない」。それでも、苦楽をともにした立場からか取材に応じ、言葉を振り絞った。事件を起こした元メンバーについて、ジャニーズのタレントがコメントするのも異例だ。

 田中容疑者が「度重なるルール違反」で所属事務所を解雇されたのが13年。バーの経営など事務所が禁じている副業を、亀梨は何度もやめるように注意してきた。しかし、田中容疑者が聞き入れることはなく解雇に至った経緯がある。

 それだけに「彼はバンドメンバー、ファン、関係者に対して筋を通してほしい」と、当時の自分たちに重ね合わせるかのように、田中容疑者が活動中のロックバンド「INKT(インク)」のメンバーらのことを思いやった。解雇について当時、責任を痛感した亀梨はテレビ番組で心境を語り「できることが何かあったのかなと後悔もある」と自らを責めた。

 素行不良で知られた田中容疑者だが「悪い予感はあったか」との質問に亀梨は「なかった」と即答。「ルールにはなかなか交われないケースが多かったけど、それ以上のことをやらかしてしまうとは思わなかった」と語った。

 KAT―TUNは06年、ミリオンセールスで華々しくデビューを飾ったが、メンバー3人が次々と離脱。ブランド力を高めて再出発しようと、昨年5月に充電期間に入った中での元メンバーの逮捕劇だった。グループを率いる立場として「僕らは僕らでしっかり向かうところに向かってやらないといけない」と前を向くと、かつての同僚に対しても「事実、真実の中でちゃんと進んでいってほしい」と願った。

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2017年5月28日のニュース