小林麻耶、初めて公の場で闘病の麻央を語る「妹は本当に強い」

[ 2017年5月28日 05:30 ]

報道陣から妹・麻央の容態について問われ、口を真一文字にした小林麻耶
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 フリーアナウンサー、小林麻耶(37)が27日、都内で、著書「まや道〜向かい風でも笑顔の理由〜」(小学館)の出版記念ハイタッチ会を行った。昨年5月に行う予定だったが、自身の体調不良で中止となったため、1年遅れの開催。乳がんで闘病中の妹、小林麻央(34)について「本当に強い。凄く頑張っています」と公の場の取材で初めて語り、「妹が笑う時間が増えたらいいな」と思いを込めた。

 「私も麻央さんと同じ病気なんです」「麻耶さんも体に気をつけて」

 ファンから声を掛けられると、麻耶は目を潤ませた。

 イベント前の会見では「元気を取り戻すことができて、こうしてイベントができてうれしいです」と、休養前と変わらない明るい笑みを振りまいたが、1年遅れの交流で、ファンの優しさが心に響いたようだった。

 昨年5月19日の生放送中に体調が悪化し、医師から「過労による体調不良」と言われ、同6月1日から休養。仕事復帰は約11カ月後の今年4月3日だった。「倒れてはいけないのに、妹が大変な時に何をやっているんだろうと思った。仕事関係の方々にも迷惑を掛けてしまって休養中、申し訳ない気持ちでいっぱいでした」と振り返った。

 麻央は14年10月に乳がんを告知され、骨と肺に転移していることや、ステージ4であることを明かして闘病している。関係者によると、麻央が麻耶の仕事復帰を後押し。この日朝も麻耶にエールを送っていたという。

 麻耶はそんな麻央を「本当に凄いな、強いなと思います」としみじみ。「何度も危険な状態があったけど、いつもいつも乗り越えてくれた。私たち家族は支える立場なのに、妹に引っ張ってもらっています。妹が常に明るいので救われています」と語った。

 麻耶は、麻央の長女・麗禾ちゃん(5)、長男・勸玄くん(4)の世話を手伝うほか、毎日のように麻央の病室に行き、足などをマッサージして看病している。「昨日も会いました。ハイタッチ会、頑張ってと応援してくれました」と報告。また「日によって体調が全然違って、お話しできる日もあれば、できない日もあるんです」とも。現在の麻央の体調を報道陣に聞かれると、口元を引き締め、しばらく目を閉じ「そうですね。凄く、本当に凄く頑張っています」と力を込めた。「私が番組でぶりっ子している姿を見て大笑いしていたみたい。妹が笑う時間が増えるように、これからも思いっきりやりたい」と心のサポートも誓った。

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