桂米団治 7月の独演会で父・米朝さんの持ちネタ3席披露

[ 2017年5月26日 18:22 ]

自らの名前の入った出来たての暖簾と桂米団治
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 落語家の桂米団治(58)が26日、大阪市内で恒例としている独演会(7月27日、大阪・サンケイホールブリーゼ)の発表会見を開いた。

 「看板の一」「鹿政談」「猫の忠信」という、一昨年に亡くなった父親の人間国宝、故桂米朝さんの持ちネタ3席を披露する。特に「猫の忠信」は、直伝の“思い出”の噺。稽古ではわずかな所作の違いで何度も何度もやり直しを命じられていたといい、「こっぴどく叱られた。本当に厳しかった」と振り返った。

 来年は、米団治襲名から節目の10年目と還暦を迎える。そこへ向けた今年の抱負は「米朝落語をもう一度見つめ直す。やり残したことをいろいろやる」こと。一方で自らも協会の副会長を務め、発展に尽している上方落語界の今後の発展については「芸歴20年ぐらいの人を中心に引っ張っていかないといけない」と提言も忘れなかった。

 全国を巡る落語会ツアーを早ければ来年秋にもスタートさせることも発表した。

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2017年5月26日のニュース