たけし、ボクシング判定負けの村田にエール 自身の経験交え「凄くよい勉強」

[ 2017年5月20日 22:40 ]

ビートたけし
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 ビートたけし(69)が20日、TBS系「新・情報7DAYS ニュースキャスター」(土曜後10・00)に出演。放送直前に行われた12年ロンドン五輪同級金メダリストでWBA世界ミドル級2位の村田諒太(31=帝拳)が挑戦した世界戦についてコメントした。

 過去にジムに通った経験を持つボクシング通のたけし。映画「キッズ・リターン」(96年)など自身の作品内でもボクシングが描かれることも多い。この日のWBA世界ミドル級王座決定12回戦で、村田は同級1位のアッサン・エンダム(33=フランス)からダウンを奪うも、1―2の12回判定で敗れ、世界初挑戦での王座戴冠はならなかった。

 たけしは試合を振り返り「まさかねぇ。判定負けとは思いませんよね。プロの視点から見るとプロらしくない試合なんだろうな。いろいろあるんですよ、ワンツーのコンビネーション(をしっかり打つ)とか、 積極性とか。ダウンも取りましたが、やり方によって負けにされてしまうというね」と持論を展開。

 映画監督として海外に渡ったときの自身のエピソードも披露。「こういうことはよくありますよ。私も映画祭で圧勝したと思っていたのに、授賞式も一言も喋らずに飛行機に乗って帰ってきたようなね。絶対復讐してやろうと思った」と、手応えがあったにも関わらず結果を残せなかった過去の悔しい経験を打ち明けた。

 「ミドル級は世界の一番凄いのが集まるクラスだから、村田選手にとって凄くよい勉強になったかもしれない。このままチャンピオンになっても上がいっぱいいるのでね。もう一度アマチュアとプロの違いを考えて、また熱心に練習に励んでほしいです」と村田の更なる成長を期待し、エールを送った。

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