樹木希林 受賞にも「長年の功労…ちっとも功労ではないんです」

[ 2017年5月16日 20:26 ]

「第26回日本映画批評家大賞授賞式」に出席した樹木希林
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 女優の樹木希林(74)が16日、都内で行われた「第25回日本映画批評家大賞授賞式」に出席。長年の映画での功績が認められ、ダイヤモンド大賞「淀川長治賞」を受賞した。

 樹木は「長年の功労って言っていただいているが、ちっとも功労ではないんです」と切り出し、「60年近く役者をやってますが、映画に関わったのは、病気をしてからセリフが覚えられなくて、テレビで続けてセリフが言えなくなったからなんです」と驚きの発言。「映画ならカットしながら撮るから、そこで生かしてもらおうかなって気楽な感じで(映画の世界に)来たので、この10年。だからちっとも功労じゃない」と話し、会場を驚かせた。

 「この間読んだ本に『国を滅ぼすのは老人の跋扈(ばっこ)だ』ってって書いてあって、そうだなーとつくづく思いました。なので、これを機会に小さく見積もってあと1年生き延びて、映画に取り組んでいきたいと思います」と“希林”節で沸かせていた。

俳優の東出昌大(29)は「聖の青春」で助演男優賞を受賞。「謙虚な気持ちとおごりを持たずに進めればと思います。今後とも全力で銀幕に存在していきたい」と力を込めていた。

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2017年5月16日のニュース