「直虎」第18話14・3% 自己最低から3・3P急伸 政次の真意明らかに

[ 2017年5月8日 10:10 ]

 女優の柴咲コウ(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜後8・00)の第18話が7日に放送され、平均視聴率は14・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが8日、分かった。

 先週の第17話(4月30日)は自己最低の11・0%。3・3%の大幅増となった。裏番組の日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」特番が20・6%を記録する中、健闘した。

 大河ドラマ56作目。男性の名で家督を継ぎ、戦国時代を生き抜いた女性城主・井伊直虎(柴咲)の激動の生涯を描く。脚本はNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」で向田邦子賞、橋田賞に輝いた森下佳子氏(45)。TBS「世界の中心で、愛をさけぶ」「白夜行」「JIN―仁―」「とんび」「天皇の料理番」などで知られ、初の大河脚本。演出は渡辺一貴氏ら。

 第18話は「あるいは裏切りという名の鶴」。直虎(柴咲)が秘かに作らせていた「種子島」を奪った政次(高橋一生)は、今川への謀反の疑いを直虎にかけ、虎松(寺田心)の後見を降りるようせまる。観念した直虎は後見を譲ることを約束し、政次とともに駿府へ向かう。しかし、方久(ムロツヨシ)は駿府の今川館へ先回りし、今川氏真(尾上松也)に「種子島」を売りつけることに成功。井伊が「種子島」を製造しようとしたのは謀反のためではなく今川に買ってもらうためだった、という理屈で直虎の窮地を救う。上機嫌の氏真の元に、縁戚である武田家の嫡男・義信が謀反の罪で幽閉されたという知らせが届く。その中、直虎は当主としての心得が記された書物を南渓和尚(小林薫)から手渡される。書物に書かれていた「敵を欺くには、まず味方から」という一文を読んだ直虎は、ひとり矢面に立って井伊を守ろうとしてきた政次の真意に気付く。直虎は政次を訪ね、敵も味方も欺くことで守る兵法があることを知ったと話す。そして、政次なら井伊をどう守っていくのか問うのだった。さらに直虎は「井伊を守ることは己で決めたことだと」告げる。政次はすべてを見透かされたことに気づき、自分なら戦わない道を選ぶと直虎に言う…という展開だった。

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2017年5月8日のニュース