有罪の高樹沙耶被告 会見で涙「逮捕されたことがありがたい」控訴はしない意向

[ 2017年4月27日 14:24 ]

高樹沙耶被告
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 元女優の高樹沙耶被告(53)が27日、大麻取締法違反(所持)で懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡された。判決後、高樹は那覇地裁近くの公園で記者会見を行い、涙ぐみながら「逮捕されたことがありがたい」「控訴はしない」などと話した。

 判決後、会見場に指定した公園までは雨のため車で移動。車を降りると報道陣に会釈をし、会見をスタートさせた。「この度の事件に関しまして、私は逮捕されたことをありがたく思っております」と述べ、半年間の拘留を「人生を振り返る時間をいただけました」と感謝した。

 長きにわたり医療用大麻の解禁などを訴えていたこともあり「ひとつ理解してもらいたいのは、ふざけた気持ちで大麻に向き合ってきたわけではないということ。医療で本当に困っている方へ使うことができたらという思いで頑張ってきた。それだけは信じてほしい」と涙。報道陣からは「控訴は?」などと質問が飛んだが「不服はありません。控訴もしません」と話し、控訴はしない意向を示した。

 高樹被告は前日26日に自身のツイッターを更新。「判決後、応援していただいた皆さまへのお礼、記者の方々への質問に答えさせていただきます。那覇地裁近隣の公園にて行うことにいたしました」などと会見を開くことを予告していた。

 高樹被告は昨年10月25日、同法違反容疑で厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された。起訴状によると、高樹被告は同居していた会社役員らと共謀して石垣市にある自宅で大麻約55グラムを所持したとされる。

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2017年4月27日のニュース