14歳藤井四段デビュー14連勝 連勝記録更新「素直にうれしい」

[ 2017年4月27日 05:30 ]

 将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)は26日、大阪市の関西将棋会館で指された棋王戦予選で平藤真吾七段(53)に140手で勝利。自身の持つプロ公式戦デビュー後の連勝記録を「14」に更新した。連勝を自身の年齢まで伸ばした藤井四段は「中盤から優位に立ち、決め切れなかったところは反省だが、勝てて良かった。14連勝できるとは思わなかったので素直にうれしい」と喜びを語った。

 昨年12月のデビュー戦で現役最高齢の加藤一二三・九段(77)を破り、快進撃がスタート。今月4日の勝利でデビュー後11連勝の新記録を達成し、その後も連勝を続けている。次戦は5月1日の竜王戦6組で、金井恒太六段(30)と対戦。「今後も(連勝は)意識せずに自然体で臨みたい」と冷静だ。

 23日に放映されたインターネットテレビ局「AbemaTV」の企画では、羽生善治3冠(46)と初対局し勝利。同企画で非公式戦ながら実績のある棋士7人を相手に6勝1敗と勝ち越し。その突出した実力が注目を集めている。

 藤井四段は愛知県瀬戸市在住の中学3年生で、昨年10月に史上最年少の14歳2カ月でプロ入り。史上5人目の中学生プロとなり、加藤九段が持っていた14歳7カ月の最年少記録を62年ぶりに塗り替えた。86〜87年度に神谷広志八段(56)がマークしたプロ棋士の公式戦記録28連勝に、どこまで近づけるか。

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2017年4月27日のニュース