G・G・佐藤 大河「直虎」で俳優デビュー「野球より緊張した」

[ 2017年4月25日 09:00 ]

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で俳優デビューしたG・G・佐藤(C)NHK
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 プロ野球の西武などで活躍したG・G・佐藤(38=本名・佐藤隆彦)が23日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜後8・00)で俳優デビューを果たした。ツイッター上では大河ファン、野球ファンから驚きの声が上がった。

 現役時代と同じ「G・G・佐藤」の芸名で山伏役として登場。茶屋で人々がうわさ話をするシーンで「うむ。美濃で戦になるのではないかと」とセリフもこなした。所属事務所によると「野球より緊張した」と話しているという。

 制作統括の岡本幸江チーフプロデューサーは「諸国の人が集まり情報がいきかう茶屋、という設定だったのでいろんなタイプの出演者の方に出ていただきたいと考えていました」「(出演者候補の中にG・G・佐藤の名があるのを見た)演出担当者が、『G・G・さんがお芝居をされるのか』と興味を持ち、上記の狙いにも合うことから、ご出演をお願いしました。演出担当者が野球が大好きだったこともあるかもしれません」と出演に至った経緯を説明。初演技については「たくさんの人が行きかう中でも紛れない、独特の存在感を放ってらっしゃいました。短いご登場でしたが、『美濃で近々戦がありそうだ』という主人公たちが引っ掛かる情報を、印象的にして伝えてくださいました」と称えた。

 G・G・佐藤は千葉県市川市にある測量会社「トラバース」に勤務するかたわら、バラエティー番組や野球イベントにも出演。「おんな城主 直虎」の出演は今回限りの予定だが、今後もチャンスがあれば俳優としての可能性を模索していくようだ。

 ツイッター上では「『キモティー』って言って欲しかった」「まさかの華麗なる転身」「芸名もG・G・佐藤なのか」などと驚きの声が相次いだ。

 G・G・佐藤は03年ドラフト7巡目で西武に入団。07年、09年には25本塁打をマークし、08年北京五輪に日本代表として出場。イタリア・ボローニャ、ロッテでもプレーし、14年限りで現役を引退した。

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2017年4月25日のニュース