織田裕二11大会連続「世陸」キャスター「毎日朝までお付き合いを」

[ 2017年4月21日 05:30 ]

TBS「世界陸上ロンドン」のメインキャスターに決まった織田裕二(左)と中井美穂。今大会で引退するウサイン・ボルトのポーズで
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 俳優の織田裕二(49)が、TBSが中継する「世界陸上ロンドン」(8月4日開幕)のメインキャスターを務めることが決定した。中井美穂キャスター(52)とともに11大会連続での起用。今大会はジャマイカの英雄、ウサイン・ボルト(30)の引退レースがある。“人類最速の男”のラストランを熱く伝える。

 1997年アテネ大会で初めてキャスターを務めてから、この夏で丸20年。織田は「思い入れの強かった選手の引退には寂しい思いをしてきましたが、次々と現れる新星たちを一生懸命追っ掛けてきたので、感慨にふけるようなヒマはなかったですね」と振り返り、「ただ今回に限って言えば、ボルトの引退というのはとても大きなことです」と節目と感じている。

 ボルトが初参戦した05年ヘルシンキ大会から15年の北京大会まで、織田は6大会全てでその勇姿を生で見てきた。現在の男子100メートルの世界記録9秒58は、09年ベルリン大会で記録。織田は大興奮で「ベルリンでは早くも記録の壁が崩壊しました」と伝えた。

 世界陸上と五輪で計19個の金メダルを獲得した圧倒的な強さ。それに加えてスーパースターらしい振る舞いにも注目。「ボルトは人を楽しませるのが凄く上手で、セルフプロデュース能力も凄く高い。ラストランでどんなストーリーを見せてくれるのでしょうか」と感動的な最後に立ち会うことを楽しみにしている。

 日本の男子短距離界の選手にとっても、ボルトと戦う最後のチャンス。「ボルトにとっては終わりなんですけど、ライバルの若い選手たちにとってはこれが始まり。終わりと始まりがつながる瞬間に何を見せてくれるのか、今からとても楽しみ」と話している。

 今回は過去最長の93時間の放送で、前回の1・5倍となる。「夏休みを取ってもらって、毎日朝までお付き合いください。世界最高のドキュメントをライブで楽しみましょう」と力を込めた。

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2017年4月21日のニュース