LOUDNESS米ツアー中止 トランプ政権の審査厳格化で入国拒否

[ 2017年4月21日 05:30 ]

 4人組ヘビーメタルバンド「LOUDNESS(ラウドネス)」が、米国ツアーのために訪れたシカゴの空港で入国を拒否され、帰国したことが20日、分かった。公演を予定していた会場の公式サイトは「トランプ大統領政権による外国人への入国審査方針が厳格化したため」と説明した。

 関係者によると、バンドは18日に入国拒否された。従来と同じく窓口で主催者側からの招待メールの写しを係員に見せたが「コンサートするならビザが必要」と告げられた。入国できない理由の説明はなかったという。メンバーの高崎晃(56)はツイッターに「27時間のフライトの末、ホームタウンへ戻った」とつづった。

 7カ所を巡る予定の米国ツアーは中止に。入国手続きをやり直し、年内に再度公演を行う方向という。関係者は「このバンドは日本の誇り。入国させなかった決断が間違いだったと思い知らさねばいけない」と話している。

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2017年4月21日のニュース