「シルク・ドゥ・ソレイユ」にも出演男性 TDR劇場で転落死

[ 2017年4月11日 05:30 ]

 10日午後0時15分ごろ、千葉県浦安市の東京ディズニーリゾート(TDR)内にある劇場「舞浜アンフィシアター」で、出演者が使うワイヤの点検をしていたパフォーマー吉野和剛さん(38)が高さ約10メートルから舞台に落下し、搬送先の病院で死亡した。浦安署によると、ワイヤは高さ約16メートルの天井からつり下げられ、吉野さんは数人で、イベントの演出に使うワイヤの上下の動きを点検していた。

 吉野さんはパフォーマーらが所属する会社「トライアングル・コネクション」(東京)の代表取締役も務めている。同社のホームページによると、サーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」やGLAY、B’zら有名アーティストのコンサートに出演経験があるほか、テレビ番組にも出演していた。

 劇場を運営するオリエンタルランド(浦安市)によると、劇場は約2100人収容で、11日以降に予定されていたイベントの主催者に貸し出していた。TDRでは15年10月、東京ディズニーシー内の人工河川で清掃作業のアルバイト男性が沈んでいるのが見つかり、死亡が確認されている。

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2017年4月11日のニュース