中川大志 演技力も備えた「国宝級イケメン」 趣味のカメラも本格派

[ 2017年4月9日 10:20 ]

写真が大好きで、カメラマンの意図を理解しながらの演技が好評の中川大志
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 主演の新作映画が続々と公開される俳優中川大志(18)。ファッション誌のイケメンランキング1位に選ばれるビジュアルに加え、昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」の豊臣秀頼役など演技にも定評がある“二物”を備えた10代だ。4月スタートのカレンダーは、趣味のカメラを生かし、自分でプロデュースして話題となっている。レンズの向こうに人気若手俳優を一層輝かせる秘密が見えてきた。

 中川は仕事の現場にいつもカメラを持ち込み、待ち時間にシャッターを切っている。

 「素晴らしい被写体の方々がたくさんいらっしゃるので、ゆるい感じのオフショットを撮っています」と笑顔。祖父母の家に遊びに行くたびに、孫の写真をうれしそうに撮っていた祖父の影響でカメラに興味を持った。中学1年の時にお年玉を集めて一眼レフを購入し、今では自宅に10台のカメラを保有している本格派だ。

 「撮るのはスタッフさんがスタンバイしているところだったり、共演者の皆さんとの自撮りだったり。その人との関係性でしか撮れないものを撮りたい」。中川のカメラの周りはいつも和やかなムードに包まれている。

 「きょうのキラ君」(2月25日公開)、「ReLIFE」(今月15日公開)というように主演映画が続くなど、若手俳優のトップ集団を走る存在。カメラがプライベートの時間の充実につながっているほか、仕事面でも、個性や可能性を広げている。

 3月25日に発売したカレンダー「中川大志カレンダー 2017.4―2018.3」は趣味をきっかけとした企画だった。「カメラを持って一人旅のようなコンセプトです」と自撮りしたショットを収録したほか、ロケ地や何を撮るのかという構成や衣装などを考えて自らプロデュース。「スタッフの方にもカメラを持ってもらってパシャパシャ撮ってもらったりして、3000枚の中から選びました。週替わりなのでボリュームがあって見応えがあると思います」と、カメラ好きの俳優の目線によるこだわりが評判だ。

 誰もが認めるハンサム。ファッション誌「ViVi」の2016年後半の「国宝級イケメン」ランキングで1位にも輝いた。日本テレビ「家政婦のミタ」の出演でも知られるが、昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」での豊臣秀頼役がターニングポイントになるのではとみる芸能関係者は多い。凜(りん)とした姿が高い評価を集め、ビジュアルも演技力も備えた若手として広く存在感を示し始めた。

 カメラがその現場力も支える。「技術スタッフさんが難しい作業をしている時、カメラをやっているからそれが分かる。何度も撮り直す意味も分かる。部署は違うけど、技術スタッフさんと気持ちがともにあると思っています」と力を込める。技術スタッフやカメラマンと一緒にいて映像を見ていることが多い。撮られる側として自然と身に付くことも多いように見える。

 「作り手からは、コイツにならこの役をやらせられるかもと思われたいし、見てくださる方からは、この役者なら見てみたいと思われたい。見終わった後には、中川大志以外、想像がつかなかったと言ってもらいたい」と目標をさまざまな角度、方向から捉えて語る。「課題が多ければ多いほど、役柄が自分とかけ離れるほど、ハードルは上がるけど、その分やりがいは凄くある。楽しいです」。挑戦していく自身の姿がくっきりと浮かんでいるようだった。

 ◆中川 大志(なかがわ・たいし)1998年(平10)6月14日、東京都生まれの18歳。小学4年の時にスカウトされ、芸能界デビュー。11年の日本テレビ「家政婦のミタ」では、主人公ミタさんが働く家の長男を演じた。ドラマの初主演は15年のフジテレビ「南くんの恋人」。同年「青鬼ver.2.0」で映画初主演。特技はギター、りんごの皮むき。身長1メートル78。血液型B。

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