吉本のミポリンの死に新喜劇座員ら涙 浅香あき恵「寂しさ募る」

[ 2017年4月6日 05:30 ]

亡くなった中山美保さん
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 吉本新喜劇の女優・中山美保(本名・石田美保子)さんが2月7日に肺血腫による呼吸困難のため78歳で亡くなっていたことが4日に発表されたことを受け5日、新喜劇の後輩女性座員らが優しかった先輩の死を悼んだ。

 浅香あき恵(60)は大阪・ミナミの吉本興業本社前で報道陣に対応。1976年6月の自身の初舞台で共演した際にタテ社会で厳しい先輩が多い中、緊張する姿を見かねてたくさんしゃべりかけてもらい、「ありがたかった」と振り返った。

 悲報に接した前日4日は、いろいろ思い出すと涙腺が緩んでしまうため舞台上では「違うことを考えようとしていた」という。2009年に中山さんが体調を崩して自宅療養を始めて以降は会えなかったが、電話連絡はとっていた。寿司好きだった中山さんは「生ものが食べられなくなってつらいと話していた」ことを明かした。

 涙ぐみながら、「ケラケラと笑う姿が目に浮かびます」と回想。一緒に新喜劇を盛り上げてきた井上竜夫さん、島木譲二さんらが昨年秋以降に相次いで亡くなったことにも触れながら、「昭和の時代から共に歩ませていただいた人生の先輩たち。どうしても寂しさが募ります」とショックを隠しきれなかった。

 末成由美(70)は「3年前に会いに行きましたが、通院していたにもかかわらず昔と同じ元気な姿でした。今頃は天国で旦那さんと仲良く過ごしているのかなぁ」としんみり。未知やすえ(53)は「セリフ覚えは誰よりも早く、お稽古も台本を持ってるお姿は見たことがなかった。尊敬できる先輩でした」とコメントした。

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