19年大河 主演は勘九郎&サダヲ 起用理由は「第一感」と「笑い」

[ 2017年4月3日 18:32 ]

大河ドラマ「いだてん」発表会見で笑顔の(左から)中村勘九郎、阿部サダヲ、脚本の宮藤官九郎氏
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 NHKは3日、2019年大河ドラマ(第58作)の主演とタイトルを発表した。歌舞伎俳優の中村勘九郎(35)と俳優の阿部サダヲ(46)が主演。中村が前半の中心、阿部が後半の中心となり、物語をリレーする。題名は「いだてん〜東京オリムピック噺〜」。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、1912年ストックホルム大会に日本人として五輪初参加した金栗四三(かなくり・しそう)を、阿部は水泳の前畑秀子らを生んだ名伯楽で64年東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(たばた・まさじ)を演じる。

 同局の連続テレビ小説「あまちゃん」(13年前期)をヒットに導いた人気劇作家の宮藤官九郎(46)が大河ドラマの脚本を初担当。20年の東京五輪を控え「日本と五輪」をテーマとするオリジナル作品で、日本が五輪に初参加したストックホルム大会の1912年から東京大会の64年までの52年間を描く。

 制作統括の訓覇圭氏は2人の起用理由について、勘九郎は「資料を読んでいて、第一感。ピンときて。金栗さんは1人、足袋でストックホルム大会で行進したんです。和というか、日本を背負って戦うというか。歌舞伎を背負って戦っている勘九郎さんにしかできない表現があるんじゃないかと思い、キャスティングをしました」と説明。

 阿部については「演じる田畑さんはものすごい情熱家。熱い男を暑苦しくなく笑えるように演じられるのは、阿部さんしかいないと思いました」と話した。

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