19年大河 主演は勘九郎&サダヲ 異例のスピード発表のワケ

[ 2017年4月3日 17:49 ]

大河ドラマ「いだてん」発表会見に出席した(左から)阿部サダヲ、中村勘九郎、脚本の宮藤官九郎氏
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 NHKは3日、2019年大河ドラマ(第58作)の主演とタイトルを発表した。歌舞伎俳優の中村勘九郎(35)と俳優の阿部サダヲ(46)が主演。中村が前半の中心、阿部が後半の中心となり、物語をリレーする。題名は「いだてん〜東京オリムピック噺〜」。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、1912年ストックホルム大会に日本人として五輪初参加した金栗四三(かなくり・しそう)を、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(たばた・まさじ)を演じる。

 同局の連続テレビ小説「あまちゃん」(13年前期)をヒットに導いた人気劇作家の宮藤官九郎(46)が大河ドラマの脚本を初担当。20年の東京五輪を控え「日本と五輪」をテーマとするオリジナル作品で、日本が五輪に初参加したストックホルム大会の1912年から東京大会の64年までの52年間を描く。

 16年「真田丸」の主演・堺雅人(43)は14年6月18日、17年「おんな城主 直虎」の主演・柴咲コウ(35)は15年8月25日、18年「西郷どん」の主演・鈴木亮平(34)は16年11月2日に発表された。

 放送スタートの1年半前〜1年2カ月前だが、今回は「真田丸」より早い1年8カ月前。例年に比べ、異例とも言える主演発表の早さとなったが、制作統括の訓覇圭氏は「決まったら随時発表していく決まりですので、特段早くしたいということはないんですが」としながらも「いろいろな交渉先があったり、取材が結構大変なもので、できるだけ早くオープンにさせていただいて、交渉事や取材をやりやすくしたい思いもありました。決まっているなら、発表しましょうと」と明かした。

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