「べっぴんさん」最終回 7年ぶり大台割れ19・8% 全話平均20・3%も…

[ 2017年3月3日 10:00 ]

NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロインを務めた芳根京子
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 女優の芳根京子(20)がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」(月〜土曜前8・00)の最終回が1日に放送され、平均視聴率は19・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが3日、分かった。最終回の大台割れは「ウェルかめ」(2009年後期)の13・3%以来7年ぶり。全151回を通じた期間平均視聴率は20・3%。

 初回は21・6%と好スタート。週平均(ビデオリサーチ調べのデータを基に算出)は第2週=19・8%と、いきなり20%を割ったが、その後は第3週から第22週まで20週連続して大台をキープした。

 期間平均20・3%は「あさが来た」(15年後期)の23・5%、「とと姉ちゃん」(16年前期)の22・8%に続く3作連続大台超え。しかし、週平均は第23週=19・7%、第24週=19・7%、第25週=19・0%、最終週(第26週)=19・6%と、終盤に大台割れが続き、失速した感は否めなかった。

 昭和時代の神戸、大阪を舞台に、ヒロイン・坂東すみれ(芳根)が戦後の焼け跡の中、娘や女性のため、子ども服作りにまい進する姿を描く。モデルはアパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人、坂野惇子。

 朝ドラ通算95作目。フジテレビ「ファースト・クラス」や「名前をなくした女神」「サキ」などを手掛けた渡辺千穂氏(44)が脚本を担当。演出は梛川善郎、新田真三、安達もじりの3氏。主題歌「ヒカリノアトリエ」はMr.Childrenが書き下ろした。

 最終話は、すみれ(芳根)たちが始めた会社が創業35周年を迎え、社員と家族たちはパーティーを開く。さらに、すみれ、明美(谷村美月)、良子(百田夏菜子)、君枝(土村芳)は、お互いに贈るための写真入れを作成。4人の個性が表れた写真入りを手作りしながら、変わらぬ友情を確かめ合う。そして、すみれは、神戸を見渡すクローバーの丘で、母親から受け継いだクローバーの言い伝えを藍(渡辺このみ)に語る…という展開だった。

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2017年4月3日のニュース