三代目桂春団治さん上方演芸殿堂入り 桂春之輔「続かなイカンけど…」

[ 2017年3月27日 15:59 ]

成瀬國晴氏(右端)の描いた三代目桂春団治の似顔絵を囲む(左から)河合正次氏、桂春雨、桂小春団治、桂春若、桂福團治ら弟子たち
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 「第20回上方演芸の殿堂入り」に昨年1月9日に85歳で亡くなった落語家の三代目桂春団治さん(本名=河合一)、昨年10月25日に89歳で亡くなった浪曲師の春野百合子さん(本名=佐伯昌)の2人が決まり27日、大阪市中央区の大阪府公館で大阪府、上方演芸資料館から表彰された。

 表彰式には三代目桂春団治さんの次男・河合正次氏、弟子である桂福團治(76)、桂春之輔(68)、桂春若(65)、桂小春団治(59)、桂春雨(53)と、春野百合子さんの娘の藤原正美さん、娘婿・藤原栄一氏、門下生の春野富美代、春野ココが出席。表彰状が授与され、イラストレーター成瀬國晴氏(80)作の似顔絵が発表された。

 初代、二代目に続き三代目桂春団治も受賞。来春、四代目を襲名する桂春之輔は「続かなイカンけど。プレッシャー、かかりますね」と気を引き締めていた。

 上方演芸資料館では上方演芸の発展、振興に特に大きな役割を果たし、府民から愛され、親しまれ、後進の目標となる演芸人を選考。その「芸」と「人」を後世に伝えることを目的として「上方演芸の殿堂入り」表彰事業を始め、今年で20回目。過去51組80人が殿堂入りを果たしている。

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