桂米朝さん命日 アンドロイド落語お目見え「没後2周年 偲ぶ集い」

[ 2017年3月19日 13:19 ]

「竹の子」を演じる桂米朝さんのアンドロイド
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 姫路市の兵庫県立歴史博物館で開催中の特別展「人間国宝・桂米朝とその時代」で19日、「没後2周年 桂米朝を偲ぶ集い」が開かれた。

 この日は一昨年3月19日に89歳で亡くなった落語家の3代目桂米朝さん(本名=中川清)の命日。弟子の桂ざこば(69)は高速道路の渋滞で間に合わなかったが、米朝さんの長男で弟子の桂米團治(58)らが挨拶。米朝さんそっくりのアンドロイドが落語「竹の子」を演じ、「5年前にアンドロイドができた時、師匠は最初に対面して“なんやイヤやなあ”と話してた」と米團治がエピソードを明かした。

 1月28日に始まった特別展は、天候不良などもあったが、18日までに来場者約1万8000人を動員。19日も1000人以上が来場。最終日の20日はそれ以上が見込まれ、予想の2万人動員はクリアできそうだ。米團治は「素晴らしい特別展になりました。東京辺りでも開催したい」と話した。

 兵庫歴史博物館でのアンドロイド落語の後、昨年11月6日に建てられた同市名古山霊園にある米朝さんの姫路名誉市民の墓と、歴史博物館をバスで巡回参拝。ファンが米朝さんのお墓の前で手を合わせた。

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