仮面女子 シンポジウムにサプライズ登場、AIとコラボで電脳化目指す!?

[ 2017年3月16日 17:17 ]

人工知能研究シンポジウムに登場した(左から)仮面女子の桜のどか、桜ゆき、月野もあ。右が坂本真樹教授
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 16日、有明のパナソニックセンター東京で開催された「人工知能先端研究センター キックオフシンポジウム」に、アイドルグループ「仮面女子」の桜のどか(26)、桜雪(24)、月野もあ(23)がサプライズ登場した。

 同シンポジウムは国立大学法人電気通信大学の主催で、「誰のためのAI?」と題して人工知能に関する研究者や企業が集まった硬派なもの。仮面女子のメンバーが同センター教授で、シンポジウムでも司会・パネリストを務めた坂本真樹教授と親交があり、講義を受けたことがあったことから実現した。

 登場前に「仮面女子」のプロモーションビデオが大画面で流れ、約200人の参加者の度肝を抜くと、テレビ出演など多岐にわたって活躍する坂本教授は「文章の感性イメージを色彩によって可視化するシステム」によって、仮面女子のヒット曲「元気種☆」を解析するなど、両者の協力によるデータを発表。仮面女子リーダーの桜のどかは「歌詞には確かに漠然とした色のイメージがありましたが、そのイメージ通りでびっくりしました」と語った。

 壇上でのパネルディスカッションでは、AI(人工知能)の可能性について、東大出身の桜雪が「AIを使うことで労働を省力化できれば労働環境が大きく変わりますね」と専門的な話題に踏み込み、小池百合子都知事が立ち上げた政治塾「希望の塾」での勉強の成果をかいま見せた。

 月野もあは「仮面女子は365日ライブをしていますが、日によっていろんなお客さんがいらっしゃるので、お客さんの層に合わせたセットリストをAIで組めませんか」と提案。関係者も「その視点はおもしろい」と感心していた。坂本教授は「これからいろいろな分野でコラボレーションしていきたい」と語っており、AIと最強地下アイドルがどのように融合するのか、今後の動向に注目が集まりそうだ。

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