坂上忍 渡瀬さんの“強さ”証言「胸ぐらつかんで…それで終わり」

[ 2017年3月16日 12:29 ]

俳優の坂上忍
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 俳優の坂上忍(49)が16日、フジテレビ系「バイキング」(月〜金曜前11・55)に出演。14日に亡くなった俳優・渡瀬恒彦さん(享年72)と共演した際の、渡瀬さんの男気エピソードを明かした。

 ドラマのクランクインの際に開催した食事会での出来事。ある俳優がプロデューサーと言い合いを始めたという。「酒も入ってきて。胸ぐらのつかみ合いになって」と坂上。一触即発の雰囲気となったが、そんな中、渡瀬さんが役者の胸ぐらをつかんでテーブルに押し付け、すぐに場が収まったという。坂上は「それで終わり(だった)。言葉はいらないんですね」と、渡瀬さんの存在感の大きさをしみじみ振り返った。

 渡瀬さんと、兄の渡哲也(75)の両兄弟と共演経験がある坂上。演じることについて、渡は「好きなように芝居をしていい」というスタンスで、渡瀬さんは、芝居を見てから助言をするタイプだった。

 リハーサル後、渡瀬さんから「セリフが終わった後、動きづらいんじゃないか」と指摘され、同意したところ「だったら、好きなように動けばいい」と言い、渡瀬さん自身がそれに合わせてくれたという。「一緒に芝居を作っていくタイプだった」。最後は「残念です。ゆっくり休んでいただきたいと思います」と冥福を祈った。

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2017年3月16日のニュース