渡瀬さん4月から「警視庁捜査一課9係」出演予定だった…強い思い入れ届かず

[ 2017年3月16日 07:48 ]

死去した渡瀬恒彦さん
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 俳優の渡瀬恒彦さんが14日、多臓器不全のため東京都内の病院で死去。渡瀬さんは4月から放送が始まるテレビ朝日の主演ドラマ「警視庁捜査一課9係」(水曜後9・00)に出演を予定していた。

 開始から今年で12年目。一回りの節目とあって渡瀬さんも気合十分だったが、残念ながら撮影に参加することはできなかった。「警視庁捜査一課9係」は06年にスタート。渡瀬さんは“昼あんどん”とやゆされているが実は切れ者の係長役で、個性豊かな刑事たちが対立しながらもチームワークで難事件を解決していくストーリーで人気の作品だ。

 12年目となる新シリーズに向け、渡瀬さんは「“9係”は僕にとって、“やらせてください、やりたいんです!”と言いたい作品。そういう存在です」と強い思い入れを明かしていた。

 関係者によると、1、2話までは既に撮影を終了。渡瀬さんの出演シーンを井ノ原快彦(40)らの出番に変更して乗り切った。3、4話に関しては渡瀬さんの出演場面を書かずに脚本を用意。ドラマは軌道修正を余儀なくされるが、共演者にとっては弔い合戦になる。

 ほかにもシリーズ化された主演作も多く、京都府警の警察官が迷宮入りした未解決事件を追うテレビ朝日「おみやさん」シリーズは02年にスタート。これまでにシリーズ9作、スペシャル4作が放送されている。

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2017年3月16日のニュース