正体不明バンド「神様、僕は…」いきなりドラマ主題歌に抜てき

[ 2017年3月15日 10:13 ]

素顔を隠して演奏する「神様、僕は気づいてしまった」のメンバー
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 無名の新人バンドがいきなり、波瑠(25)主演のTBSドラマ「あなたのことはそれほど」(4月18日スタート、火曜後10・00)の主題歌を担当することになった。

 このバンドは、素顔も素性も明かしていない4人組「神様、僕は気づいてしまった」。これまでCDや配信のリリースがなく、表舞台に出たこともない上に“正体不明”という新人が、プライム帯の大型ドラマの主題歌に抜てきされるのは異例中の異例だ。

 曲名は「CQCQ」。男性とみられるボーカル、どこのだれか(年齢非公表)の女性っぽいハイトーンボイスが特徴的な激しいロックナンバーだ。ドラマの佐藤敦司プロデューサーは、多くの売り込みの中でこの歌声にほれ、30秒で即決。「予測不可能な大人の恋愛を、疾走感あふれる感情でストレートに表現してもらえると確信しました」と起用理由を明かした。同バンドはこの歌で、5月31日にメジャーデビューを飾る。

 音楽関係者によると、バンド結成は昨春ごろ。昨年11月にゲーム「スターオーシャン:アナムネシス」の主題歌に「だから僕は不幸に縋(すが)っていました」が起用された。これが活動第1弾で、メンバー4人は芸名と各パート以外を明かさず、素顔を隠して演奏するミュージックビデオをユーチューブに公開。投稿から10日で再生回数が10万回を突破し、現在は50万回を超えている。

 これに続き、東京MXテレビなどで放送中のアニメ「ちるらん にぶんの壱」の主題歌「僕の手に触れるな」を提供。ゲーム、アニメと主題歌に起用され、とんとん拍子で今回の大型タイアップにつながった。今後の活動は未定というが、未知数の可能性に期待が懸かる大型新人だ。

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2017年3月15日のニュース