市村正親「ウエンツのために」重労働の1人8役に挑戦

[ 2017年3月12日 14:03 ]

ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」の稽古を公開した市村正親(右)、ウエンツ瑛士
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 俳優の市村正親(68)が主演するミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」(4月8〜30日、東京・日生劇場)の稽古が12日、都内で公開された。

 2014年のトニー賞で作品賞など4冠に輝いた、爵位継承順位8番目の男が順位上位者を次々に排除していくコメディー。標的になるダイスクイス家の8人を1人で演じ分ける市村は、「肉体的には重労働。まだまだこれからが正念場だけれど、力の抜けた面白さが出れば」と意欲を見せた。

 殺人を企てるモンティ役を、柿澤勇人(29)とダブルキャストで演じるウエンツ瑛士(31)とはプライベートでも親交はあるものの、舞台での共演は初めてで「僕は避けていたんだけれど、ウエンツが主役ってことで脇を8役で固めることにした」と冗談交じりにプレッシャーを与える。ウエンツも、「発言が重くてしようがない。でも、いい刺激をもらっているし勉強になります」と真摯に受け止めた。

 また、ウエンツと柿澤にはシルビア・グラブ(42)とのキスシーンがあり、この日披露した柿澤は「もう、最高でした」とニンマリ。ウエンツは、「袖で見ていて、あんなに濃厚だとは思わなかった。いい意味で下品」と評した。

 稽古を始めて2週間ほどになるが、市村が合流して3日目。ウエンツをはじめ初めての共演者も多いが、市村は「歌のテクニシャンが多いし、面白い作品を見せられると自負している。ぜひ、笑いにきてください」と手応えをつかんでいた。

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