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岸田敏志、63歳の「原点回帰」 10年サイクルで新ジャンル挑戦

昨年、デビュー40周年を迎えた岸田敏志
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 「♪モーニング、モーニング」というフレーズは今も耳に残っている。「きみの朝」が大ヒットしたのは1979年。平成生まれの後輩に「知っているか」と聞いても、その顔に「?」マークが浮かぶのも当然か。

 デビュー40周年を迎えたシンガー・ソングライター、岸田敏志(63)を取材する機会があった。都内の喫茶店。記者が小学生時代に夢中で見ていた歌番組「ザ・ベストテン」(TBS系)で歌っていた人は、当時抱いていたイメージ通り、優しげな笑顔が印象的だった。

 ギターの弾き語りで1976年にデビュー。その後は歌、ドラマ、ミュージカル、舞台音楽制作と、10年サイクルで活動の軸を変えながら新しいジャンルに挑戦してきた。「いろいろやらせてもらった。だから40年、飽きなかった」。

 新たな挑戦。キャリアを積み重ねてきた岸田でさえ、臨む前には「失敗したらどうしよう」と不安に襲われるという。それでも、自身の経験から一歩踏み出すことの大切さを語り「挑戦することで自分の力が分かるかも」と若い世代にエールを送る。その姿は、かつて主演した学園ドラマ「1年B組新八先生」(TBS系、1980年)の主人公、新田八郎太を思い出させた。

 50周年に向け、岸田の挑戦はこれからも続いていく。次なるテーマは「原点回帰」とか。「ギター一本持って、全国でライブやったり。一番最初にやり始めたようなものを、やってみようかな」。還暦を過ぎても若々しく、楽しそうに目を輝かせる岸田。深みを増した「きみの朝」を聞いてみたい。

[ 2017年3月6日 13:30 ]

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