次期朝ドラ「ひよっこ」主題歌は桑田佳祐 NHKドラマへの楽曲提供は初

[ 2017年3月3日 10:08 ]

連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌を担当することが発表された桑田佳祐(NHK提供)
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 NHKは女優・有村架純(23)がヒロインを務める次期連続テレビ小説「ひよっこ」(4月3日スタート、月〜土曜前8・00)の主題歌が歌手の桑田佳祐(61)の新曲「若い広場」に決まったと発表した。桑田が同局のドラマに楽曲を提供するのは今回が初。

 桑田は「この度は主題歌のお話を頂戴し身に余る光栄でございます。『ひよっこ』は1964年を舞台に始まる物語ということで、自然と自分自身の人生を今一度辿っていくような感覚とともに、夢と希望に溢れた日本の未来に思いを馳せながら、歌詞を綴りました」と、今回の作品づくりへの思いを説明。さらに「古き良き日本の情感のようなものも、合わせて感じていただけますと幸いです。ドラマとともに、この楽曲も、ぜひともみなさまにお楽しみいただければと思います。この度は誠にありがとうございました」と感謝の言葉とともにコメントした。

 2013年の「あまちゃん」以来4年ぶりの朝ドラ出演で、今回はヒロイン・みね子を演じる有村は「ゆったりとした曲調が、1960年代から始まるこの物語をフワーッと想像させてくれて、暖色系の明かりが自分を包み込んでくれているような、そんな感覚になりました」と感想をつづり、「どこかしら懐かしく感じるメロディーと桑田さんの歌声は、温かくてとても心地よく、聴き入ってしまいます。放送を楽しみにしていてください」と呼びかけた。

 同作は、東京五輪の翌年となる1965年、失踪した父親に代わって家計を助けるために、茨城の田舎から東京へ集団就職したヒロイン・谷田部みね子の成長を描く物語。制作統括の菓子浩氏は「どこか懐かしくて、あったかい。昭和の情景や、人々の躍動感が、ありありと目の前に浮かびあがります」とし、「『ひよっこ』が描く1960年〜70年代は、歌謡曲の黄金期。みんなで同じ歌を歌って、みんなが同じ気持ちになれた時代でした。長年、第一線を走り続け、幅広い世代をとりこにしてきた桑田さんだからこそ、そんな時代の息吹とドラマの目指すものを確かに歌に込めていただけたと感激しています。最高の宝物をいただきました!」とコメントしている。

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