「X JAPAN」自伝的映画完成にYOSHIKI涙、セラピー受けた過去も告白

[ 2017年2月23日 20:24 ]

映画「We Are X」ジャパンプレミアに登壇し、涙声で語るYOSHIKI
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 ロックバンド「X JAPAN」が23日、都内でバンドのドキュメンタリー映画「We Are X」(3月3日公開)完成披露ジャパンプレミアを行った。

 バンドの名曲にかけた“紅”カーペットを歩き、5人は待ちわびたファンの大声援に応えた。その後、メンバーそろって初となる舞台あいさつを実施。リーダーのYOSHIKI(年齢非公表)は同映画のいきさつについて聞かれると「数年前に話をいただいたが、バンドの壮絶なストーリーを映画にするなんて、つらくて見れない。5分で涙が出てくる…」と涙とともに声を詰まらせ、葛藤があったことを吐露。しかし「X JAPANは進行形である。心に痛みを持った人、挫折しそうな人たちに勇気を与えられる、または人の命を救えるのではないかと言われ、企画を進めることになった」と経緯を語った。

 98年に亡くなったHIDEさん、11年に亡くなったTAIJIさんにも触れ「決してかっこいいシーンばかりではない。個人的には入ってほしくないシーンも入ってます。HIDEが亡くなった時に僕は壊れてしまい、ロスの精神科でセラピーを受けていました」と衝撃の過去も告白。「解散した時、鍵をかけたまま開けられなかったドアがあったが、それを泣きながらしゃべっていた。この映画を見て実は未来に続く希望に満ちたドアを開けたんだなって思えてきました」と振り返った。

 「映画が完成し、ここに僕らが存在するのはファンのみなさんがいたから。本当にファンのみなさんに感謝してます」と語ると、会場からは拍手が巻き起こった。ボーカルのToshI(51)も同映画を「ある意味清算。これでけじめをつけて、HIDEもTAIJIもこれからも一緒に歩んでいくんだなと思う」としっかりと前を向いた。

 また“紅”レッドカーペットイベントには、AKB48、神田うの(41)甘利明元経済産業大臣(67)、下村博文元文部科学大臣(62)、名探偵コナンなど多彩な顔ぶれが招待され、映画の完成を祝った。

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