「極楽とんぼの吠え魂」一夜限りの復活 10年越し2人での“最終回”

[ 2017年2月20日 03:04 ]

「極楽とんぼ」の山本圭壱(左)と加藤浩次
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 お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(47)と山本圭壱(48)が出演するTBSラジオ「極楽とんぼの吠え魂」が一夜限りの復活を果たした。

 2000年10月から06年7月まで金曜深夜に放送され、若者を中心に熱狂的な支持を受けていた伝説の番組。山本が復帰し「極楽とんぼ」が再始動したことを受け、当時は実現しなかった2人での「最終回」として10年7カ月半ぶりの放送となった。

 番組は06年の最終回で放送された「ここで1回しめて…」「いつかまた2人で…」などの加藤の言葉でスタート。加藤は「何をしゃべろうか、どういうテンションでいこうか、ずーっと考えていた。リスナーは望んでいるかもしれないけど、当時のテンションではいかない」と話し、一方の山本はTBSに入る際に磁気カード化された入館証をパスを渡されたが、使い方が分からず、先にほかの人を行かせてマネしたことを明かし、10年という月日の長さをかみしめた。

 ただ、多くの関係者の尽力があって、この日の放送を迎えたにも関わらず、山本が自分のことしか話さなかったため、加藤が「オマエ全然分かってねぇんだよ。自分のことばっかりじゃねえかよ。この状況を当たり前だと思うなよ」と激怒。すると山本は「お前に叱られるのは慣れている」とサラリ。

 さらに、加藤は山本が風邪をひいていることをネチネチと責め、また「私なんかが…」的に下手に出る姿勢にも怒り…リスナーから「公開説教ですか?」の質問が届いたほど。それでも山本に苦言を浴びせる加藤に対し、ついに山本が「オマエうるせえんだよ!」と逆ギレ。それを待っていたように加藤は「それだよ」。「申し訳ないとかいうのは今日で終わり。そっからスタートだから」と話し、山本もそれに同調。「極楽とんぼ」の再スタートを改めて誓い合った。

 後半に入ると山本が徐々に本領発揮。加藤が話した「渋谷のモヤイ像がなくなった」という情報がリスナーの指摘で間違いだったことを知ると「オレに謝れ!」と強気に謝罪を要求。対する加藤は「宮崎の“ちっぽけ”なラジオ」という山本の発言を非難。攻守交替しながら軽妙なトークを繰り広げた。また、山本はかつての名物キャラクター「DJヤマト」を復活させ、「チョコレイト・ディスコ」の沖縄民謡バージョンなどを披露し、爆笑を誘った。

 終盤には、2人と親しく「ココリコ」の遠藤章造(45)も登場。昼のテレビ番組出演を希望する山本に対し、加藤と2人で“ダメ出し”する場面も。山本に捧げる曲として玉置浩二の「MR.LONELY」を熱唱した。

 最後に山本は「こうやってまた加藤と吠え魂をやらせてもらえたのはTBSのスタッフとリスナーのおかげ。本当にありがとうございました」と感謝。加藤は「これで次に進める」と話し、2人で声をそろえ「また、いつか!」と締めくくった。」

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2017年2月19日のニュース