ASKA、尿検査でお茶提出した理由「尿を出したら白でも黒にされてしまうと」

[ 2017年2月15日 21:36 ]

ASKA
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 覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕され、昨年12月に不起訴で釈放された歌手のASKA(58)が15日、テレビ西日本(フジテレビ系)の情報番組「ももち浜ストア夕方版」(月〜金曜後4・50)に生出演した。覚せい剤を使用したきっかけや、現在の心境を赤裸々に語った。

 以下、インタビューでの主なやり取り。

――覚醒剤を使用したきっかけは?

 「なかなか(放送時間)枠の中でしゃべるのは難しいのですが、病院から通称アンナカという薬を処方してもらっていて、その最中に“冷たいやつがある”と声を掛けられた。アンナカと似たようなものだろうと思ったのがきっかけです。それが覚醒剤とは知らなかった。使い方も知らず1時間おきに使ったりした。それも3週間。覚せい剤と知ったときには時すでに遅しで。あのとき意思を持っていたら抜け出すことはできたと思う。何度もトライしたが、離脱感、薬が抜けたときの苦しみが激しくて耐えられなかった。

――いま、自身の中にあるのは反省か後悔か?

 「後悔も反省もあります」

――去年2回目の逮捕、不起訴。なぜ採尿でお茶を入れた?

 「1回目の逮捕の経験からなのですが、取り締まりでしゃべったことと、違う内容が世の中に発表されてしまう。何度もそれは担当の方と遣り取りをしたのですが、発表の訂正はできない。どんどんイメージを悪く固められていったような気がしていた。結果的に自由になったときに、いろいろな記事を読むと本当に違うことばかり書いてあった。そういう印象を持ってしまった。担当の刑事さんたちはナイスガイだったのですが。家に警察官が9人来た。ささいなことだったのですが9人集まって、当然尿検査があるだろうと思った。そのとき普通に尿を提出したら白でも黒にされてしまうなと。そう思った瞬間、自身に“考えろ、考えろ”と。そんなことはしないと思いますが、これまでの印象があったので、そう思ってしまった」

――1回目の逮捕後に覚せい剤使用はあるか?

 「見たこともないです」

――ファンも気にしているが、今後については?

 「もちろん“ない”という答えを伝えたい。ただ、薬物治療をする上で“きょう一日頑張れた。あす、もう一日頑張ってみようと言いなさい”というマニュアルがある。それくらい(薬物をやめるのは)特別なものとして受け取らないといけない。薬物をやってはいけないことが当たり前ですが」

――禁断症状などは?

 「症状は人によって違いがありますが、私はまったくなかったです。いまでは(覚せい剤使用中は)どういう感覚だったかも覚えていないです」

――今回の出演は再出発、活動再開と捉えてよいか?

 「いろんな意味である角度から見たら、そうかもしれないが、自分ではそう思っていない。執行猶予期間ということで、ある人は“静かに動かないほうがいい”といい、ある人は“これは自由と捉えるべきだ”という。いろんな見方がありますが、僕は社会に馴染んでいくためのリハビリ期間だと思っています。自分にとってのリハビリは何だと考えたら、音楽をつくることだと。今回もその情熱を切らさないためにアルバムをつくりました」

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2017年2月15日のニュース