のん 「この世界の片隅に」引っ提げメキシコへ「誰にでも響くと思う」

[ 2017年2月15日 20:00 ]

毎日映画コンクール表彰式

<毎日映画コンクール表彰式>「この世界の片隅に」で日本映画優秀賞に輝き、のん(右手前)と片渕須直監督があいさつする
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 2016年度(第71回)毎日映画コンクールの表彰式が15日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた。

 アニメ映画「この世界の片隅に」が、日本映画優秀賞と大藤信郎賞をダブル受賞。昨年は大藤信郎賞の審査員を務めていた片渕須直監督(56)は、「去年は会場にいて、来年はどのへんにいるかなと思っていた。今のこの状態を去年の自分に教えてやりたい」と感激の面持ちだ。

 63スクリーンでのスタートだったが、現在は289スクリーンにまで膨れ上がり興収も20億円を突破。「今日で公開から96日目ですが、まだまだ上がっていて、たくさんの人が広げてくれている。本当にありがたい」としみじみ話した。

 主人公・すずの声を担当したのん(23)も日本映画優秀賞のトロフィーを受け取り、「監督をはじめスタッフ、共演者、見てくださる皆さんが広めていってくれている感覚があって、とても興奮しています」と満面の笑み。既に世界23カ国での上映が決まり、3月には片渕監督とともにメキシコに赴く予定で「この映画の一番のテーマは、日常の中にはたくさんの楽しいことが転がっているということ。それはどこの国の誰にでも響くと思う」と期待を寄せていた。

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