大島優子 長時間フライトは“自由時間”「携帯電話が遮断されるのがうれしい」

[ 2017年2月14日 11:01 ]

夢中論 大島優子(下)

海外への一人旅は刺激的だと語る大島優子
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 「旅人です」。女優の大島優子(28)は今、自らをそう称する。仕事で外国に行く機会も多いが、何より、プライベートでの海外一人旅に魅せられている。旅は仕事に尽力した後の重要な補給源。訪れた先々で求めるのは「リラックスとインプット」だという。“オトナのオンナ”が心をときめかせる極上の旅とは…。 (牧 元一)

 旅を楽しむには身体的な要素も大切だ。先日はテレビの収録でメキシコを訪れ、海上での撮影に臨んだが、荒波でマネジャーらが激しい船酔いに苦しむ中、平然とカメラの前で笑顔を見せ続けた。

 「船酔いもしないし、ほかの乗り物でも酔ったたことがありません。体が強いわけじゃないんですけど、順応性があるんでしょうね。時差ボケもしません。もともと日本にいても、ずっと時差ボケなんじゃないかと思うほどよく寝ていて、寝落ちもしちゃってるので…。食べ物もだいたい大丈夫」

 航空機に長時間乗るのも平気。ブラジル旅行では飛行時間が約30時間に及んだが、ほぼ眠って快適に過ごした。

 「飛行機は、たまらなくうれしい時間です。ずっと寝ていてもいいですけど、ずっと映画を見ていることもできる。何より、携帯電話が遮断されて、人と連絡をとらなくてすむのがうれしい」

 実際に行ってみて気に入る国の基準にも独特の感性がうかがえる。

 「タイが良かった。バンコクとプーケットに行ったんですけど、あの湿度の具合がいい。私は湿度がある場所が好きなんですよ。乾燥が嫌い。湿度がある方が肌の調子もいいじゃないですか」

 旅に求めるのは「リラックスとインプット」。長く仕事を続けていると、どうしても休養と新たな刺激が欲しくなる。

 「アウトプットした後、旅に出たくなりますね。舞台だったり、映画だったり、お芝居で自分を出し切った後は枯渇するので、必ず何かを吸収したくなる。補給ですね。いい刺激はエネルギーになって、パワーチャージできます」

 リラックスとインプットに適している場所は、米国ならばニューヨークよりロサンゼルスだ。

 「ニューヨークとロスには何度も行っているけれど、ロスの方が居心地がいい。ニューヨークはドライだからコミュニケーションが取りづらいんです。ロスには映画関係の知り合いがいて、ハリウッド映画の撮影現場を見せてもらったりして勉強になります」

 次に一人旅したい国はアンコールワットがあるカンボジア。仕事で実現は当分先になりそうだが、そこにリラックスとインプットの楽しい時間が待っている。

 ◆大島 優子(おおしま・ゆうこ)1988年(昭63)10月17日、栃木県生まれの28歳。7歳から子役として芸能活動を始め、2006年にAKB48のオーディションに合格。10年8月発売のヒット曲「ヘビーローテーション」でセンターを務めるなど中心メンバーとして活躍。14年6月にグループから卒業。15年4月から放送されたTBS系の連続ドラマ「ヤメゴク」や同年8月公開の映画「ロマンス」に主演。

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