ももクロ沈痛…妹分「エビ中」松野さん訃報 全員がニュースで知る

[ 2017年2月12日 05:30 ]

横浜アリーナでのイベント後、亡くなった松野莉奈さんについて語るももいろクローバーZのメンバー。(左から)有安杏果、佐々木彩夏、百田夏菜子、玉井詩織、高城れに                         
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 女性アイドル5人組「ももいろクローバーZ」が11日、横浜アリーナでイベントを行い、妹分の「私立恵比寿中学(エビ中)」メンバーで、今月8日に致死性不整脈の疑いで急死した松野莉奈さん(享年18)について初めて語った。

 全員が訃報をニュースで知り、松野さんとは昨年12月14日のフジテレビの音楽番組「FNS歌謡祭」で共演したのが最後になったという。佐々木彩夏(20)は「今でも信じられないし、信じたくない」と驚きを隠せない様子で語った。

 数々の女性グループが所属する芸能事務所「スターダスト プロモーション」で、08年結成のももクロが“長女”、10年結成のエビ中が“次女”として活動。一緒にレッスンを重ね、ステージや番組で共演してきた。

 玉井詩織(21)は「小学生のころ、ずっとレッスンで一緒だった」と回想。「そのころは私と身長も変わらなかったんですけど、エビ中に入って会うたびに背が伸びて大人っぽくなった。でも無邪気に話し掛けてくれるのが印象的でした」と涙ながらに話した。ウオーキングレッスンで一緒だったという高城れに(23)は「私も人見知りだったのであまり話せなかったけど、凄くきれいな子という印象でした」としみじみ。有安杏果(21)は「私は背が小さくて、りななん(松野さんの愛称)は大きくて。わざと隣で写真を撮ったりした」と、1メートル70と長身だった松野さんとの思い出を振り返った。

 イベント冒頭では5人が横一列に並び、リーダーの百田夏菜子(22)が「今でも信じられないくらい、心にぽっかり穴があいてしまったような、私たちもどうしていいか分からない気持ちでいっぱいです」と時折、言葉を詰まらせながら胸の内を吐露。最後に深々と一礼すると約1万2000人の観客から大きな拍手が起きた。

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2017年2月12日のニュース