「孤独のグルメ」作画 漫画家の谷口ジローさん死去 69歳

[ 2017年2月11日 23:44 ]

 テレビドラマ化された人気漫画「孤独のグルメ」や「『坊っちゃん』の時代」などの作画で知られ、欧州を中心に海外でも高く評価された漫画家の谷口ジロー(たにぐち・じろう、本名治郎=じろう)さんが11日、病気のため東京都内で死去した。69歳。鳥取市出身。葬儀・告別式は親族のみで行う。喪主は未定。

 1971年「嗄れた部屋」でデビュー。明治時代を舞台に、作家の関川夏央さんとともに明治の文豪らの姿を描いた「『坊っちゃん』の時代」で98年、手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。また、作画を手掛けた「孤独のグルメ」(原作は久住昌之さん)は俳優の松重豊さん主演でドラマ化された。

 フランスの芸術文化勲章シュバリエを受章するなど、欧州を中心に海外でも高く評価された。

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2017年2月11日のニュース