健康な若者の突然死、3つの大きな要因とは 医師が解説

[ 2017年2月9日 05:30 ]

「エビ中」松野莉奈さん急死

松野莉奈さん
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 福田病院(横浜市)の福田伴男院長によると、18歳以下の健康な男女の突然死の大きな要因として(1)ウイルス性感染症による脳症(2)突発性心不全(3)てんかんが挙げられるという。

 (1)ウイルス性脳出血は、脳脊髄液を好むインフルエンザなどのウイルスが短時間で脊髄に達し、脳症を引き起こすもので一晩で死に至ることもある。(2)突発性心不全は「心臓のどこかに何らかの故障がある状態が下地になって起こる」場合が多い。心臓の血管が詰まる心筋梗塞や、冷たい水に入ったときに起こる心臓まひなどがあたる。(3)てんかんは、脳の神経細胞のリズムが突然崩れて発症する。脳に何らかの障がいがあることによって起こる症候性と、原因不明の特発性に分けられ、発症率は100人に1人程度という。

 厚生労働省の統計によると、2015年に亡くなった15〜19歳の男女は1220人で、うち3人が突然死だった。

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2017年2月9日のニュース